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  ピアノ調律の必要性
アノは88健あり、弦の数は約230本くらいあります。それは、中音部から上
は一つの音に弦が3本もあるからです。(低音部は1〜2本)そしてそれぞれ一本に、
1トン近くの張力がかかっています。ですからカギをかけて一年に一度も弾かなくても
弦がゆるんで音が下がってしまいます。みんな平均的に下がれば、あまりわからない
のですが、230本みなバラバラに下がってしまうため、先に書いたように一本に複数
の弦がありますから、音が濁るわけです。調律の世界ではその濁りの音を”うなり”と
言います。調律を習いたての頃は、そのうなりが「うにゃ〜、にゃ〜ぐご、、」と聞こ
えるので、ネコがいるとも言いました。
ですから、弾かないからといって毎年調律を
やらないと、狂いながら下がっていき、10年もすれば約半音(鍵盤一個分)も違って
きます。このような音で、小さな子供達に弾かせると(たとえ遊びでも)耳がバカにな
ってしまいます。とても可哀想なことです。

音の狂いだけではありません。調整(この業界では、なぜかしらねど整調と反対に書く)
も調律と同じようにだんだん狂ってきて、普通のタッチができなくなってきます。極端
にいいますと、鍵盤を押してから音が出るまでに、10箇所くらいの部品を経由してい
ます。その中の一つでも細かい寸法が狂ってくると正規のタッチができないという事で
す。まあ、これは理想的なことになりますので、こういってしまうと、正規のタッチな
んで実際にはありえないわけですが、、、まあ、しかし、正規から離れれば離れるほど
誰が弾いても違和感のあるものになっていきます。結構、調律だけして、調整を長年し
ないケースが多いですので、変なというか新品の頃のタッチじゃなくなってきても、
「これはもう古いからしょうがない」と思って諦めてる人が多いようですが、調整もす
れば、びっくりするくらいよみがえります。

調律と調整だけでもありません。ピアノはとても湿気に弱いものです。日本は亜熱帯の
気候地域ですから、世界の中でも湿気が多く、ピアノに多く使われている木や鉄に多く
のダメージを与えます。木に湿気が多く含まれますと、鍵盤が下がったまま上がらなく
なり音を出せなくなったりします。鍵盤だけでなく普段見えない中の木や木に接する部
品も湿気により動きがにぶくなり、鍵盤が大丈夫でも音が出なくなるという事が多々あ
ります。
鉄はどうかというと、そうです大切な弦が錆びてきます。ギターなどを弾いた事がある
人はよくわかると思いますが、弦が錆びると音が悪くなります。当たり前ですね。正規
の振動ができなくなりますからね。その他の金属の部分も腐食が進み思わぬトラブルが
発生します。

あと、ピアノには多くのフェルトや革が使われています。特にフェルト(羊毛100%)
はタンスの中と同じように虫に食われてしまいます。湿気だけに気をつけていても、虫
食いでダメになってしまったピアノもたくさんあります。

ですから、音直し(調律)だけしか仕事だと思っている調律師以外の、ピアノを本当に
大切に長もちさせようと親身になって仕事をしている調律師は、お客さんに説明をして
ピアノ専用の薬(乾燥剤や錆び止め防虫剤)を入れるようにすすめています。これも入
れる量や場所など、調律師の経験がものをいいます。薬をその家にあった適量を毎回入
れて もらう事だけでも、とても大切な事です。悲しいかな、大手メーカーから派遣され
る調律師の半分以上はそれをせず、ピアノをだめにしています。

 

〜調律は弾いても弾かなくても関係ない。孫の時代にいい音色で弾かせてあげる為
      に弾かなくなってからも毎年、調律と薬を交換してもらいましょう〜

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