海外のピアノメーカー
外のメーカーですが、ここでは世界のビック3メーカ
ーを書いてみたいと思います。

ビックと書くと語弊がありますね。会社の大きさ、製造台数
ではヤマハが一位、カワイが二位っていうことになりますが、
ここでは質でいきたいと
思います。
そういった意味でも日本の二大メーカーは5本指に入るものです。

ベヒシュタイン
これは僕の一番好きなメーカーです。ドイツですが、ヤマハもいまから40年
程前まではこのピアノをコピーしてきました。音がものすごく透き通るように
澄んでいて良いです。

スタインウエイ
このメーカー名は良く聞いたことがあるかもしれません。船来物では一番とい
うかダントツに多くこの日本にあります。人気もあるということでしょう。
日本のある程度の大きさのホールの殆どにはこのピアノが置いてあるでしょう。
ヤマハはベヒシュタインのコピーの後、
これに変えました。音が華やかでコン
サート会場でも良く響き人気があるのでしょう。
僕の恩師の一人は、これは単に日本の気候の中で一番合うという事なだけで、
ヨーロッパへ行くと日本みたいにスタンウエイだらけでなくベヒシュタインも
多く、そしてものすごく響いていると。それは多分気候が関係しているんだろ
うと。
なお、スタインウェイはドイツ人のスタインウェイさんがアメリカに渡った
時にアメリカで起こしたメーカーです。その後、本国に戻ってドイツでもでき
たわけで、ですから
ニューヨークスタンウエイとハンブルクスタンエイがあり
ます。悲しいかな、精密なものをつくるのは世界でドイツと日本です。ですか
ら、発祥ニューヨークのものは残念ながら良くなく、日本にあるものの殆どは
ハンブルク製です。最近、そのハンブルク製のものも悪くなってきた〜!って
本を出した調律師さんもいました。どこも、昔のままの製法、材料、精神を維
持するのは難しいのでしょうかね。

ベーゼンドルファー
オーストリアのメーカーで一般的には鍵盤数が88健より多いピアノというこ
とで有名かもしれません。まあそれはインペリアルというフルコンサートグラ
ンドですが、低音部に蓋があってそれをパカっと開けると、余分に半オクター
ブくらい余計に付いてるわけです。最近のものではセミコンにも蓋無しでつい
てるようです。実はこのコーナーのTOPページの写真はこのベーゼンドルファ
ーです。昨年、ニューヨークで活躍されてる池宮正信さんの来日コンサートで
東京の某コンサートホールで僕が調律した後、デジカメで撮りました 。ハッキ
リ言って、ここのベーゼンははずれピアノであまりいいものではありませでし
たが、いいメーカーなことは確かです。カワイはここのコピーをしています。

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